道具との別れについて「ニューバランス 996」

毎日のように履いていたニューバランスの996に、そろそろ終わりが近づいている。
我が家に来たのは6〜7年前だったような……。
仕事からプライベートまで、とにかくずっと履いていた。
あまりにも履きまくっていたので、過去のいろいろな写真に彼(996)ばかりが写っている。
プライベートから仕事中まで、本当によく履いた。
で、何が言いたいかというと、
ずっと履いていたので年老いた996を眺めていると
なんだか寂しいような、愛おしいような、不思議な気持ちになるのです。
もう洗っても落ちない汚れや、擦り切れた傷跡、たくさん破れているインソールなどなど。
ずっと眺めていて、それでまた不思議な気持ちになるのです。
「う、美しいな〜」と。
ちょっと変態っぽいですが……。
立派なブーツや革靴は、長く履くほど、完成系に近づいていきますが、
スニーカーも同じなのだな〜と思ったのでした。
これはもしかしたら、道具っていうものすべてに当てはまることなのかもしれません。
なので、これから自分の所有するもので
終わりをむかえる道具があれば、
道具の完成系(完結)の姿を写真に残そうと思っています。
皆様方もぜひとも相棒の美しい姿を写真に残してみてはいかがでしょうか。
完結した道具の美しさに価値が生まれれば、
ますます道具を大切にする方向に向くかもしれませんし。
追伸、絶賛、次の相棒を探しておりますので、
我が家に来たらお知らせいたします。