1800年代〜1960年代の銀製テーブルウエアに、新しい時代の息吹を吹き込み、アクセサリーへと昇華させる。 『B・M・T』特集【後編】

貴重なアンティークのテーブルウエアをアクセサリーにする『B・M・T(ブラインド マン トグス)』の
メインコレクションは、前編の記事で紹介した。
後編では、新たにスタートした注目のラインを紹介する。
前編で紹介した従来のラインナップを作り出す過程では、どうしてもアンティークのテーブルウエアの端材が出てくる。
この端材を溶かし、サンドキャストという原始的な鋳造方法により、アクセサリーとして蘇らせたのが新ラインのアクセサリーだ。
素材に貴重なアンティーク製品の銀を用い、製造方法には、あえて手間暇かかる古来の伝統技法サンドキャストを用いる。
サンドキャストとは、砂と土で粘土のように鋳型を作る鋳造方法で、大変な時間と手間を要する。
そのため、現在はこの手法を用いてアクセサリーを製造することはほとんどなくなっている。
1940年代以前に、一部のネイティブアメリカンがアクセサリーの製作にサンドキャストを用いており、当時に作られたこれらのアクセサリーはヴィンテージアクセサリーとして希少価値が高い。
現在は、絶滅状態に近いサンドキャストだが、その超アナログで非効率な技法だからこそ生み出される特有の魅力・雰囲気がある。
出来上がったアクセサリーに映し出される鋳型の“砂”の表情は、どこか優しげで、力強さや自然界に通ずるエネルギーを感じることができる。
↑ リング/¥16,200 ブレス/¥43,200
↑ リング/¥32,400
↑ ブレス/¥49,680
↑ バングル/¥21,600
↑ ブレス/¥27,000
↑ バングル/¥48,600
↑ 靴べら/¥59,400
アクセサリーに映し出された砂目の表情は、1点1点すべてが異なり、完全なオリジナルアクセサリーとなる。
古い素材を、古い技法を用いて、新しい製品(アクセサリー)へと蘇らせる。
『B・M・T(ブラインド マン トグス)』の新ラインにも、ぜひ注目してほしい。
【問い合わせ】
B・M・T
http://www.bmt-blindmantogs.com/