窯に入れて作られる日本製スニーカー

福岡県久留米市にある、創業140年を超える老舗シューメーカー「ムーンスター」。同ブランドが作る「Shoes Like Pottery(シューズ ライク ポタリー)」は、今や日本だけでなく海外の有名セレクトショップからも注文が寄せられるほど注目を集めている。
最大の特徴は製法にある。その名が示すとおり最終工程で高温の窯に入れて、まるで焼き物のように作られているのだ。これはスニーカー好きなら一度は聞いたことがあるであろう“ヴァルカナイズド製法”と呼ばれるもの。元々はアメリカで生まれた製法で、簡単に言うとゴム底と靴本体を接着し、硫黄を加えた釜で熱と圧力をかけゴムを硬化させていく方法だ。
スニーカー作りの上で一般的な製法かと思いきや、実は人件費などの問題からアメリカ、そして日本でもほとんどのメーカーがこの製法から撤退している。日本では同メーカーを含め数箇所でしか採用していないという。
この製法から生み出されるシューズはソールがしなやかで柔らかく、丈夫で壊れにくいため美しいシルエットを保てるという特徴がある。また、熟練職人の手仕事による縫製、成型などの緻密な作業が必要となるため、手間がかかるのも特徴だ。
そのため大量生産ができず、品切れになることも多いとのこと。
それでも、やはり手に入れたくなる魅力的なスニーカーだ。
このスニーカーを作るうえで、職人の手仕事は欠かせない。成型や加硫といった工程も人の手によって行われ、1足1足丁寧に作られている。
SHOES LIKE POTTERY Low cut
Size:22.0〜28.0(ハーフサイズなし)
8,500円(税抜き)
SHOES LIKE POTTERY Hi-cut
Size:22.0〜28.0(ハーフサイズなし)
8,900円(税抜き)
【問い合わせ】
ムーンスター カスタマーセンター
Tel.0800-800-1792